よくある質問

 

学校健診について

Q

学校健診でむし歯ありといわれ、歯科医院でないといわれました、なぜでしょうか?

A

健診では、照明が暗く、歯面乾燥ができません。ミラー以外は、使用を禁止されているため、診療条件が、歯科医院のように整っておりません、虫歯を見落とさないように健診を行おうとするとご指摘のようなことが起きる場合があります。健診では、チェックをうけ、歯科医院で、より正確な診療を受けるというシステムであるとご理解ください。

矯正について

Q

3歳児健診で受け口、下顎前突を指摘されました。治療はいつから始めますか

A

3歳から始めることが出来ます。受け口は成長と共に骨格性の難症例になりかねませんので早く始められることをお勧めします。私の診療室では、3歳児からの受け口の治療として、ムーシールドと呼ばれている装置を寝ているときだけ使用して筋機能訓練法を行っています。約1年間の使用で10人中9人まで改善しました。

Q

3歳児健診で受け口を指摘されました。そのままにしておいて良いでしょうか?

A

日本矯正歯科学会の発表(愛知学院大学歯学部歯科矯正学講座故宮原助教授調査)では、そのままにしておいて治られた方は18人に1人ぐらいの割合であると指摘しています。矯正専門医を受診することをお勧めします。

Q

小2の子供ですが、上顎前突を指摘されました、いつから始めればよいでしょうか?

A

上顎前突の場合、指しゃぶりなどの癖による場合と、アデノイドなどにより、口呼吸を余儀なくされている場合がありますので、耳鼻咽喉科の先生と相談して決めなければならない場合があります。前歯の歯根が完成する10歳ころまでには相談してください。上顎前突を治療して鼻の閉塞感が改善した方もお見えになります。

Q

少しでも気になったら、早めに治療を始めたほうがよいのでしょうか?

A

一般的に、矯正治療を始めるのに一番よい時期は子供の歯と大人の歯が入り混じっている小学校3~4年生の時期です。顎が小さくて大人の歯が入りきらない場合、顎を広げてスペースを確保する治療が可能です。受け口や出っ歯など、顎の大きさがアンバランスである場合、顎が成長する時期に合わせて治療するのが効果的です。顎の成長は中3~高2の頃まで続きますので、早く始めすぎて長期にわたる治療は患者さまの負担を増やすだけなので、適切な時期を矯正専門医にご相談ください。

Q

通院の間隔はどれくらいの頻度で通うんですか?

A

矯正装置を使う動的治療中は、月に1度のペースで通院していただきます。
保定期間に入ると、3~6ヶ月に1度の通院となります。

Q

治療期間中にスポーツはできますか?

A

通常のスポーツなら基本的に大丈夫ですが、激しいスポーツや格闘技は装置が唇や歯ぐきにぶつかりケガをすることがあります。
心配な場合は、担当医と相談の上マウスガードなどを使用してスポーツを楽しんでいただけます。

Q

矯正の装置をつけているとしゃべりにくいですか?

A

最初は少ししゃべりにくくなりますが、慣れれば普通に話せるようになります。

Q

矯正の装置が壊れた時はどうすればいいですか?

A

そのままにしておくと、口の中を傷つけてしまうことがあります。
すぐに担当医に連絡して、指示に従って下さい。

Q

矯正をする前に虫歯は全て治してからのほうがいいですか?

A

痛みがあるような場合は別ですが、まず矯正歯科で虫歯を治す時期や方法を相談し、治療方針が決まってから担当医の指示により虫歯の治療をしても大丈夫です。

Q

歯を抜かずに矯正治療はできますか?

A

顎と歯の大きさや、上顎と下顎のバランスが良い状態で歯が並ぶためのスペースがあれば、抜歯せずに治療します。
子供の矯正治療は顎骨の成長を利用できるので、歯を抜かずに済むことが多いようです。抜歯するかどうかは、精密検査に基づいた正確な診断で決めます。

Q

矯正治療後に歯が元に戻ることはありませんか?

A

矯正装置をはずすと歯は元の場所に戻ろうとするので保定装置を使います。
使用期間は通常2,3年ですが、もっとかかる場合もあります。

歯周病について

Q

歯周病にはどんな症状があるのですか?

A

歯周病は歯のまわりの歯ぐきや、歯槽骨という顎の骨がおかされる病気で、症状としては、初期には歯ぐきがはれたり、ただれたり、出血したりします。また、口臭の原因にもなります。
少し進行すると、疲れた時に歯が浮く感じや、硬いものを噛みしめると心もとない感じがしたり、歯根がむきだしになって歯が伸びたように錯覚したりして、さらに悪化すると、ときどき歯ぐきがひどく腫れて痛くて噛めなくなったり、歯がぐらついたりします。

Q

なぜ歯周病になるのですか?

A

歯周病の原因も、実はあの歯垢です。直接の犯人は、歯垢の中に潜んでいる「歯周病菌」という細菌です。
さらにこの歯垢が、唾液中のリン酸カルシウムによって硬く石灰化した「歯石」も共犯者です。

インプラントについて

Q

治療のとき入院はするんですか?

A

普通のインプラントの手術では、入院する必要はありません。
手術直後は、抜歯をした程度の安静が必要です。しかし、患者さんの健康状態や治療する本数などによって、入院して手術をする場合もあります。

Q

インプラントの治療は痛いですか?

A

インプラントは、歯を抜く場合と同程度の手術が必要です。麻酔をしますから痛みに耐えながら治療を行うことはありません。
手術後麻酔が切れても、抜歯程度の痛みしかありません。そして2ヶ月後には、食べ物をインプラントで噛めるようになります。